月灯り

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1/29/2026, 10:47:25 AM

「I LOVE…」

月が綺麗ね
なんて言ってあげない

貴方が好きだなんて
言ってあげないから

私は私のことが好きなの
貴方よりもずっとね

貴方みたいな言葉より
よっぽど理解できるわ

私の事だもの


だけど
たまに分からない時がある
私が何を思っているのかが

何も思っていなくても涙が溢れるの
何も思っていなくても無性に腹が立つわ

何故でしょうね

分からない

心の底で何を考えているのかが
分からないの

何にどんな風に傷付いて
何にどんな風に嫉妬して
何にどんな風に笑うのか

分からないわ

でもこれが私

I Love me

1/20/2026, 1:31:30 PM

「海の底」

海の底

浅い所ではサンゴ礁が広がり
小さな魚たちが戯れていて
白い砂が太陽の光で輝いている

色とりどりの貝殻がゆっくりと歩いていて
思わず見とれてしまう

ここでは息ができる
そんなところ



深い所では岩が広がり
光る魚が泳いでいて
木造の船が沈んでいる

音や光が届かなくて
寂しくて落ち着いている

ここでは誰も声を出さない
そんなところ

浅い海は『大丈夫だよ』と言う

深い海は何も言わない

でも
本当の優しさは
何も言わないことなのかもしれない

1/4/2026, 11:54:43 PM

「幸せとは」

幸せとは
大きな声で笑うことじゃなくて
今日も生きてるな、って
小さく息をつくこと

幸せとは
完璧な丸じゃなく
少し欠けたまま
それでも手のひらに収まる形

誰かに褒められなくても
誰かと比べなくても
ああ、これ好きだなって
心が勝手にうなずく瞬間

幸せとは
未来に置いてくるものじゃなく
今ここに落ちている
見逃しやすい光

たとえば
あたたかい飲み物
乾いた紙の手触り
眠る前の安心

幸せとは
探すものじゃなく
気づいてあげるもの

今日の僕が
ちゃんと今日を終えられたなら
それはもう
十分に、幸せ

12/11/2025, 10:31:51 AM

「夜空を超えて」

夜空を超えて会いに行く
なんて
誰が言い始めたのか

夜空を超えてまで
会いに来てくれるのは
どんな人だろうか

夜空を超えてまで
会いに来てもらえる人は
どんな人だろうか

目を閉じて考える
自分には無縁だな、と

夜空を超えてまで
会いに来てもらえるような
魅力がある人じゃないもの
私って

だから尚更怖いの
貴方の夜空を超えて会いに行くという言葉

私でさえ、私の魅力を知らないのに
なんで貴方はその魅力に気付けるの?

本当に気付いてるの?

嘘じゃないかと疑ってしまう

そんな、疑ってしまうばかりの私に
魅力なんてないものね

11/21/2025, 11:25:51 PM

「夢の断片」

よく、夢を見る

あの日の夢

あの日、朝霜が降りていた日
公園であなたと待ちわせをしていた日

あなたは私よりも早く着いていて
私を見つけると微笑んでくれる

そんな夢


あの日
宇宙に旅立った日

あなたはロケットの窓から私の目を見つめていた

私はあなたの目を見れなかった

そんな夢

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