懐かしく思うこと
今、懐かしく思うことさえも
懐かしくなる時がくるんだと思う。
人生の終末期になり、
喜びも怒りも悲しみも楽しみも
全てが懐かしく感じられたら良い。
人間の記憶力はそう万能ではないから、
懐かしく思えるくらい覚えていることが
あるだけでも、それは凄いことなんだ。
と、最近思う。
だって、4年前に行った家族旅行。
行ったことは覚えているが、
細かいことはさっぱり。
楽しかったことは覚えているが、
何が楽しかったのか、さっぱり。
想い出は懐かしく思えるほど
私の記憶に残っていて欲しい。
もう一つの物語
誰もが持つ、もう一人の自分と
もう一つの物語。
ふたつの間で葛藤しているかもしれない。
真逆なこともあるだろう。
受け入れられないことも。
認めたくないことも。
だけど、もう一つの物語だって自分が
主人公の物語だから、どちらも自分なんだ。
無駄なことなんて何もない。
今はわからないかもしれないけど、
必ず最後には一つの物語として、まとまる。
たくさん葛藤しよう
たくさん苦しもう
たくさん泣こう
全てはかけがえのない財産となる
暗がりの中で
暗がりの中で見つける小さな光
針の穴ほどの光で良い
見つけられたら
誰かが照らしてくれたら
暗がりの中から抜け出せる
その光を信じて
衣替え
衣替えの季節になった。
同時に断捨離の季節でもある。
新しい服が買えないから、
古い服は捨てなくてはならない。
何も悪くなっていないのに、
ただ時代遅れだというだけで、ゴミ箱へ。
毎日変えても余るくらいの服があるのに
思い出なんて考えると捨てられない。
売ることもできない。
また、今年も悩んだあげく、
クローゼットの中へ。
そして、もう服は買わないと決めたのに、
ネット通販を見ている私がいる。
服と同時にクローゼットを買おうとしている。
私が居なくなったら、全部捨ててくれ。
子ども達にはそう伝えている。
衣替えの季節は、私を悩ます。
すれ違い
一緒に住んでいるのに
いつもすれ違いばかり
私達が起きる前に仕事に出掛け
寝てから帰宅する
仕事が休みの日は昼過ぎまで
部屋でゆっくりしてうらから
顔を合わせるのは休みの日の
夕方からほんの数時間かな
だからこそ
この時間を大切にしたいと思う
パパと過ごす貴重なひとときを