3/20/2026, 6:54:52 AM
子どもが一人で映画を観たいと言いだした。
親と一緒にいるところを友人に見られるのが嫌だ。少し恥ずかしいから、と。
ついに、そういう年頃になったのか。
自分の言葉に、私が気分を害していないか、傷ついていないかと心配したのか、気遣わしげな表情で「なにかあったわけじゃないよ。そういう年頃なだけ」と子どもは言葉を続ける。
「わかるよ。それはそう。いつまでも親とベッタリでは心配だし、ついにこういう時期がきたんだなぁと思って」
確か、子どもが観たがっていた映画の上映時間2時間くらい。映画館がはいっているショッピングモールには、いろいろなお店がはいっていて、そのなかには書店やカフェもある。
どこへ行くにしても「一緒にきて」と頼ってもらえていたことは、親として嬉しく思っているし、子どもが本当に小さい頃「ママがいい!」「ママのだっこがいいの!」と私にくっついていた姿はいまでも思い出せる。私が自分を抱っこすることを疑わず精一杯に伸ばした手。待ちきれずにトテトテと足踏みをしてから、ぴょんぴょん跳ねる足。
なんて可愛いんだろう。思い出の中の我が子。
その子が、ついに一人で映画へいくという。
交通の便が悪い田舎故に、送り迎えは必須だけれど、2時間!書店もあるショッピングモールで私は一人!自由!
子どもの成長!そして自由!
さびしい気持ちもないではないが。
いまより少し自由になる予感に胸が高鳴る。