6/4/2025, 10:43:04 AM
顔洗ってこい!という怒号が耳元で炸裂し、
はい!とこちらも大きな返事で飛び起きる。
バシャバシャと顔を洗っている最中にふと思う、
これは愛なのか?
6/3/2025, 10:37:51 AM
じゃあ、聴き終わったら返してね。
私は友人からCDを借りた。
聞いたこともないアーティストのベストアルバム、
ニワカに聴かせるにはもってこいの代物だろう。
ベッドに仰向けになり、
常夜灯にケースを透かしてみる。
よっぽど聞き込んだのだろう、ところどころに
キズかヒビか判別のつかない線がうっすらとあった。
眠りについたのはいつ頃だっただろうか、
朝日がカーテンの隙間から顔を覗かせていた。
のそのそと起き上がり、両足を床につける。
立ち上がろうとして両足を踏ん張ると同時に
ペキッという音が聞こえた。
気づいた時にはもう手遅れであった。
思わず閉じた瞼を開けることが出来なかった。
6/2/2025, 10:41:46 AM
記録的豪雨が来ると朝のホームルームで
担任が言うのだが、それとは関係なしに
私の中では雨の予感がしていた。
予想は的中し、昼休憩に入る頃にはパラパラと
降り始めていた。
なんだ小雨か、と消え入るように呟いた。
隣では友人が呑気に昼寝の顔をこちらに
向けているだけであった。
6/1/2025, 10:42:51 AM
雨上がり、観客の歓声と共に歌姫が現れる。
観客たち一人一人に目を向けるように
ゆっくりと首を左右に振った。
5/31/2025, 2:25:10 PM
じゃあ、残りの2個はジャンケンで決めよ。
すると、その声のする方へ部屋に散らばった部員らが
ぞろぞろと歩き出す。
こういう中心的な人間になれたらなと、そう思った。