まあるくなったお月様を見て
ほそおくなったお月様を見て
ついてくるよ!
キャッキャ笑ったかと思えば
虫取り網で捕まえるんだと真面目な顔
捕まえられたらいいねえ
もし、お月様を捕まえられたら
水槽にでも入れて大事に育てようね
…と、わたしは笑う
届かないのに
届くはずないのに
少しでも、届くといいね
─────── 届かないのに 2025/06/18
長いこと更新しなくなったから
もう消してしまってもいいかと思って
どういったことを書いていたのかなあと
久しぶりに開いてみた
ほぼ、1年振りらしい
あまり多くのことは綴っていなかったけれど
わたしの、ちょっとした断片が残されていた
わたしを巡る、わたしの記憶の地図
ここからまた始めたっていいね
空白の1年を経て
───────記憶の地図 2025/06/17
私は通勤中で、向こう側の道へ渡るために
横断歩道で信号が青になるのを待っていた
街路樹が並ぶ、静かな空気を感じ
暖かい陽の光を浴びながら
一瞬のことだった
上から落ちてきたのは
セーラー服を着た女の子
驚いたのと同時に
「何処から…?」の疑問と
目の前で砕け散ったいのちを見つめ
ぐじゃぐじゃになった気持ちを
胃の内容物と一緒に吐き出した
ここの周りには飛び降りられるような
高い建物なんてどこにもないのに
─────── 落下 2024-06-19(いつか見た夢)
赤のストライプのトートバッグを
頭の上に持ち上げて
キャーキャー騒ぐわりには
急ごうとはしない
持ち物は
全部教室に置いてきたから
全然重くないの
さっきまであんなに晴れていたのに
もう靴までげしょげしょになった
シャツの下に着ている服が透ける
濡れたメガネ越しに見えた
笑って細くなった君の目
─────── あいまいな空 2024-06-14
やりたいことが多すぎて
何から手をつけたらいいのか
わからなくなって
結局何もしなかったり
今日は、明日は、明後日は
今週は、なんて予定を立ててみても
物事が予定通りに進むことはなくて
─────── やりたいこと 2024-06-11