#102【たそがれ】
黄昏時は、物悲しくなる。
オレンジと紫の間で佇むと
もうこのまま溶け込んでしまいたいと
無意識に思ってしまうから。
何気ない一言に囚われて
眠れない夜みたい。
黄昏の空は
少しの眩しさが闇を際立たせている。
#101【きっと明日も】
目は覚めたいけど、起きたくない。
起き上がりたくない。
ベッドの上でゴロゴロして
最低限の動きしか取らなかった
休職時代が懐かしい。
そんなことを思いながら起き上がれば
冷蔵庫の中には
今日買った麩まんじゅうが入っているし
レコーダーには録画したままのドラマも待っている。
なんやかんやと
自分のご機嫌を取りながら
きっと明日も明後日も
私は生活していくのだ。
#100【静寂に包まれた部屋】
音楽があると、メロディーを追ってしまうから
作業する時は無音がいい。
ピアノを習っていたせいか
絶対音感はないものの
ある程度のメロディーはドレミに変換されて
頭の中を支配してくる。
歌うのも、奏でるのも好きだけど
音階がわからない空間にいたい。
その方が好き。
今の環境じゃ、静寂に包まれるなんて事は
滅多にないから
たまには図書館にでも行って
ページをめくる音にも気を遣うほど
静かな場所に浸りたい。
1313 thanks.
#99【別れ際に】
「バイバイ」は、なるべく言わないようにしている。
「またね」と言えば
きっと次があるような気がして。
ある種の願掛けみたいなものを
「またね」の一言に込めている。
#98【通り雨】
漫画やドラマのような
通り雨シチュはなかなか訪れない。
私の中の「遭遇したいシーンベスト10」に入る
突然の雨に慌てて適当な軒下に入ったら
イケメンのお兄さんも入ってきて
なんか知り合って良い感じになっちゃうやつは
人生でもう遭遇しないだろう。
イケメンのお兄さんがイケてるおじさまなら
ワンチャンあるかもしれないけど。
…いやまて。
イケてるおじさまは、傘を持っているのでは?
それ以前に車に乗っているのでは?
「送りましょうか?」的な展開も期待できるのでは?!
いやいや、知らん人の車に乗ったらアカンやろ。
イケてるおじさまは何考えてるかわからんからな。
気を付けねば。(TLの読みすぎ)
ふぅ。一旦落ち着こう。
通り雨に期待することなんて
「電車が止まりませんように」だけで充分よね。
下らない妄想はやめて
今日はもう寝ましょうね。