4/16/2023, 9:30:38 AM
「届かぬ思い」
向こうで笑っているあの子
隣には顔の見えない、知らない誰かがいて
楽しそうだなあとただ見つめるだけ
私ではあの笑顔にすることができないから
だから、あなたがあの子を笑顔にさせてね
3/29/2023, 10:16:53 AM
「ハッピーエンド」
誰がなんと言おうとこれが私の書くハッピーエンドだ!
と、叫ぶ作家が掲げるメリバ。
何がハッピーなんて
誰が決めるのか
3/28/2023, 12:24:55 PM
「見つめられると」
どんなに遠くから見つめられても
そこから近づいてきてはくれない
僕がどれだけ立ち位置を変えても
じっと僕のことを見つめているのに
そこから近づいてきてはくれない
だんだんと恥ずかしくなって
赤くなって
隠れてしまおうとすると
君は首を垂れる
君の名は 向日葵
3/26/2023, 10:55:19 AM
「ないものねだり」
あれがない
これがない
あの子の持ってるあれがない
手に入れた瞬間に興味を失い
次を探す
心の隙間を埋めるものは、ない
3/25/2023, 10:17:59 AM
「これお土産、君のふるさとだったよね」
手渡されるのは昔散々食べたアレ
コレしか食べるものがなくて
一生分食べたと思ったのに
いつのまにか、町おこしの名産物になっていた
散々食べて、食べ飽きて、でもこれしかなくて
ぎこちない笑みで返す謝礼の言葉
一口食べて、あの頃と同じ味が広がる
好きじゃないのに
懐かしさに涙がこぼれる