『岐路』
人生は、常に選択の繰り返し
人は1日に
35,000回もの決断をしているという話。
朝、目覚ましと同時に起きる?
朝ごはんは食べる?パンがいいかなぁ...
洋服はどれにする?
靴は?
何時のバスに乗れば間に合う?
その1つ1つのすべてが分かれ道で
これからの私を作っていく
未来の自分へ繋げるために
立ち止まる暇はない
『透明』
人の生きる道
何もないと思って歩む道は
思っている以上に進みにくいところがある
今までの道を振り返ってみても
そこには何も見当たらない
これから先を眺めても
やっぱり何も見当たらない
所々に
光を反射して輝く場所ならある
そこはまるで
透明のシールドが張ってあるかのよう
通れないわけではない
通り方があるだけの話
『理想のあなた』
社会人として、初めて会社勤めをした頃
同じ課に、40歳の女性がいた
佇まいや仕草、雰囲気が美しく
笑ったらチラッと見える八重歯が可愛くて
とてもじゃないけど
その年齢には見えない、キレイな人。
ゆくゆくは老いていくであろう、将来の自分を想像するのが怖い20歳の私に
それはそれは、大きな衝撃でもあった
(私もこんな40歳になりたい!)
その時から、
自分が生きてきた年数と、同じ年数をかけた
言わば、人生をかけた目標ができた
………あれから23年
キレイなあの人の年齢をゆうに超えた私は、
今の若者にどう見えているのだろうか
あの頃に描いた、
未来の『理想のあなた』になれているだろうか?
あの頃に出会ったキレイなあの人は
現在60歳を過ぎたところ
今では所属課長として、現役でご活躍されているそう
見た目も雰囲気も、20年前の姿とあまり変わらないと
風の便りに聞いた
と同時に、また
『理想のあなた』の目標ができる事となった
『真夜中』
小さい頃、夜が怖かった。
誰かに見られてる恐怖感
布団の中に、何か潜んでいるんじゃないかと想像して
闇の世界に引きずり込まれたらどうしようと
嫌な妄想ばかりが頭に浮かぶ
私は2階の子供部屋で一人
1階に寝ている両親に助けを求めてみようか、考える。
いやでも、
『そんなのいるわけないじゃない!』
と怒られるかもしれない
それも怖い…………
どうしたものか…………
子供ながらに必死に考える。
あ、そうだ
布団を頭まで被ったら
背中、腕、足、頭、とにかく全身を使って
布団の中で四方を押さえ込もう
誰も入ってこられないようにする事で得る安心感は
今でも忘れない
『後悔』
後悔はしたくないから
その時の最善を尽くすように生きてきた
全力で向き合っている自分を見届けることで
『これでいいんだよ』と導いてあげると
後悔が残らない
でも、この数年はそう思えない自分がいる
そこにあるのは
『これでよかったのかな』
『こうした方がよかったんじゃないか…』
『なんでこうしたんだろう…』
という、自問自答。
あぁ、そっか
後に残るモヤモヤが、私にとっての後悔の現れだ
その事に気づいた自分を褒めてあげて
『気づけた、偉いね。それでいいんだよ』と導いて
今日もまた、一歩進もう