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6/15/2023, 2:33:11 PM

小学生の頃から好きな本を、今でも、後生大事に置いている。

その本が自分の基盤になった。
考え方を、進路を、人生を。
その一冊が決めてしまった。

その本があったから、今の自分はいる。
その本があったせいで、自分の人生は狂ってしまった。

その本がなければ、私はここでこんな文章を書いてない。

酷い話!酷い話だ!

これだけ自分の人生を狂わせたのに、その本はなんにも責任も取らずに、
私の咎になっているのをほくそ笑んでいるのだから!

こんな私を作り上げたのは間違いなくお前なのに、
私にための一冊ではないのだから。

6/14/2023, 12:26:17 PM

曇っているにしては空が見える。

薄く、薄く。半透明になるほど引き伸ばされた雲が、
朝の日差しを柔らかくしていた。

雲の境界線がはっきりしない。よく分からない空だった。
晴れでもない、曇りとも言いづらい、曖昧な空だ。

その様子が、悩んで自分の心に靄がかかっている時のようにも見えて。

空も、もやもやとする事があったんだろうなと、
何故か妙に腑に落ちた気分になった。

6/13/2023, 1:45:54 PM

雨の中。耐えるようにして咲く紫陽花は、見ていてなんだか物悲しい。
いつもより色褪せた世界の中で、その花の色だけが酷く主張しているからだろうか。
嫌でもその青が目に入る。

私が、過去あった出来事に耐えきれなかったことを、
責めているようにも、励ましているようにも見えて。

酷く胸が痛むのだ。

もし、あの時耐えきれたら、あの紫陽花のように、
きれいに咲けたのだろうか。

もう、もしもなんてどこにもないけど。

6/12/2023, 11:24:45 AM

好き、嫌い。
そんなものが無くなればきっと私の、心の中は平穏だ。

好きは平穏に含まれないのかだって?

そうだよ。

だって好きもいつかは嫌いになるから。
好きでいつづけるのも、結構苦しいから。

感情の変化に好き嫌いが含まれている以上。
心の中は嵐のままだ。

6/12/2023, 7:57:03 AM

誰かの泣く声が夜の街に響く。

でも、私では救うことができないから。
名前も知らない誰かに、ごめんねと心の中で言って。

息を潜めて、その泣く声を聞いているだけ。

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