お題 ただ君だけ
項垂れて
座る背中に
寄り添って
手を当てるのは
私がいい
お題 未来への船
今はまだ、一人でオールを漕いでいる状態。
ゴットン…ゴットン…と、重いそれをゆっくり動かして。
時々立って水面を見つめるのは、波の揺らぎを見たいから。
どこへ向かっているのかも知らないけれど…。
いつか。
この船にもう一人乗り込んだら、楽になるのかな。
行き先も、笑いながら決められるのかな。
今はまだ、静かな風と穏やかな波が沈黙を彩っている。
お題 夢を描け
小さい頃は、絶対できると信じてやまなかった。
成長していくにつれて、不安と絶望が同時に襲って諦めを突きつけてくる。
気づけば、夢なんて…と、そっぽをむいて溜め息ついて。
揚々と語っていたことにさえ蓋をした。
けれど、心の奥底にはちゃんと残っている。
生活の隅に、チラついては消えて戸惑いを起こさせてくるから、もしかしたら…と少し振り返って首を振っての繰り返し。
でもね、私思うんだ。夢は、私たちの中にいる子どもなんだよ。
子どもは素直だから、本当にやりたい事を教えてくれる。
忘れないでねって、小さな声で語りかけてくるから諦められないの。そうでしょう?
だから私は今日も、昔に描いた夢に向かっている。
たとえ、描いた通りに成功しなくても、、
『自分なりに』でいいと思うんだ。
お題 届かない…
わたしのこの気持ちは、声に出さないと届かない。
だけど、直接会う勇気なんてない。
たとえセッティングされていて、抽選に当たったとしても。
だから、せめてもの思いで、高く掲げて応援するよ。
ありったけの情熱を、タオルに込めて。
今日も打席に立つ君へ。
次も登板する君へ。
お題 木漏れ日
木製の
ベンチに腰掛け
うたた寝を
する君を見て
あくびする