『うまくいかなくたっていい』って一度くらい誰かに言われたかった
『君のことを1番幸せにできるのは僕じゃない。』
彼は言った
あれから5年
彼の顔、彼の言葉
頭から離れない
中学生だったあの頃はどうだったんだろう。
今となってはもう過去の人なんだよね、ごめん、わかってる
あの時ものすごく寄り添ってくれたから
醜い私は努力する気がないんだよね
醜い私は逃げてるだけなんだよね
何もかも分かりたくなくてずっと逃げてた。そのくせ、ご飯だけは食べて。経済的な女でもなく。
今はもう変わらなきゃいけないよね、ごめん、
ごめん、私はもう、俺はもう私にいい加減変わらなくちゃいけないよね、
将来、どうしたいかなんてわからないよ
視線を感じるのが嫌だ。
だから部屋にいる。
大人と話したくない。
だから部屋にいる。
人にあたりそう。
だから1人でいたい。
だから部屋にいる。
人をぶん殴りそう。
だから1人でいたい。
人に見られたくない
だから1人でいたい。
1人の時間は安心する。
だからトイレがどこでも落ち着く。
だって誰かに見られずに済むから。
誰かに陰口言われてそうとか思わなくて済むから。
変なこと言って変な目で見られずに済むから。
誰かに注意されずに済むから。
話し相手がいなくてもじろじろ見られないから。
そんなこと思ってるとトイレ出るまで時間かかるんだよね、正直それが1番多い。
1人になりたい
それってやっぱり自分勝手かな
だってさ、それはさ、あなたたちの自己満でしょ
私たちの自由を奪う必要はないでしょ
あなたたちが私の権利を奪うことにはつながらないでしょ
私たちの自由を勝手に決める必要も縛り付ける必要もないでしょ
そう言ってもきっと通じないんだろうね。
石頭たちには。
だから自分に向かって呪いをかける
私は日本語が通じない私は日本語が通じないって。
なんなら、あの人は日本語が通じないって
そう思ったら反論しなくて済むもんね。
……済むもんね。
だから
心から叫びたい。
だから。
せめて、
1人にさせてほしいんだ。
誰かのためにあなたは生涯を終えることを、その決意をできますか?
そう考えると、彼女はすごいですよね。
すごいなんてレベルじゃないじゃないでしょ?
なのになんであの人のこともう忘れてるの?
あれから、一年経ったけどさ
まだ一年しか経ってないんだよ。
彼女は彼を庇って亡くなったんだよね、
でも、その庇った彼のどこかが悪かったわけじゃないじゃん
何があったか覚えてない?
ありえない。
怖いわ
『美咲、花が咲いて、やっと実るのよ、 」
『こんなにも時間かけて、丁寧に、丁寧に、つくってるんだから、残さず食べるのよ』
母の亡き母、つまり祖母はその教えだけはずっと言い続けていたらしい。
わたしも、この前言われた。
努力も一緒かもねって母が小さく呟いた
『もしもタイムマシンがあったなら前世に行きたいな』
『え?』
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やめておこう、
「もしもタイムマシンがあったらどうする?」
【戦争始める前の、日本に行って、どうなるのか言ってやめさせる。
ラジオが出たとかそういうの言い当てて信じてもらう。】
まさかの、そんな答えが出てきた。
『美咲ww』
『世界にも発信したほうがいいんじゃない?』
【確かに(笑)】
「発想wすごいなw」
笑った感じに言ったつもりだけど、笑えてなかったかもな。
あはは