7/8/2023, 12:12:35 PM
【街の明かり】
深夜テンションで外に出て、
街灯に寄りかかっては煙草をふかし、
ビール片手に頭が回らず、足元がおぼつかない。
大人ぶって街灯の並ぶ道を堂々と歩く。
私だけに当たるスポットライト。
一人でふらつく虚しい夜。
誰かこの穴を埋めてくれませんか。
7/7/2023, 7:48:32 AM
【友達の思い出】
海に行ったり、ショッピングに出掛けたり、
映画を観に行ったり。
みんなが思い描くような思い出はない。
でも、お話してた時間は長いかな。
楽しいこと、辛いこと、大変なこと、
語り合うのが、楽しかった。
私はストレスを受けやすいタイプだった。
だからこそ、なんでも話せる友達が必要だったのだ。
思い出は、壮大じゃなくていい。
見栄を張るようなもんじゃない。
ただ、自分のなかに、こころのなかに秘めておく。
やさしい思い出。
7/4/2023, 7:47:27 AM
【この道の先に】
この道の先に、何が待っているのだろう。
幸せ?不幸?それとも…
分かりやしない。
前がよく見えなくて、目を擦りながら進む
その先には、何が待っているのだろう。
知りたくない、分かりたくない。
知ってしまったとき、わたしは
ここにいる必要がなくなってしまうから。
7/2/2023, 1:14:59 PM
【日差し】
日差しを避けるために日傘を買った。
わたしの周りだけぽっかり穴が空いたような気がした。
お陰で日焼けをしなくて済んだ。
眩しすぎる太陽に目を細めなくて済んだ。
ある日、日傘を忘れてしまった。
あまりの眩しさに目は眩んだけれど、
なんか今日は、このままでいいや、って。
ずっと暗い穴の中にいるのは、
窮屈すぎるから。
7/2/2023, 4:53:45 AM
【窓越しに見えるのは】
振り返って目があったので、窓越しに手を振った。
なにも返ってこなかった。
友達と思っていたのは私だけだったみたい。
誰、あの子。
―そんな目で見ないで。
あの子にとって、私は何。
窓越しに見えるのは私の友達、かもしれない。
あ。
そっか、私、死んだんだった。