流れ星は神様へ願い事を伝える
お手紙のようなものと聞いたけれど
街灯も多く夜でも賑やかな街では
流れ星を見つけることは難しいのではないか
もしかして、私の願いは
そんなに難しい、と言いたいのでしょうか…
分かりました!今から山に登って
見つけに行きます!
ええっと、その情熱があれば
自分の力でどうにかなるって…?
またまたそんなご冗談を、ははは
神様も面白いこといいますね
あっ、光った…!
…なんだか叶いそうですね!
神様ありがとうございます!
流れ星に願いを
たとえば、
乗る電車を間違えてまったく知らない
土地へ到着したとしても
自動販売機のひとつとなりの飲み物を
押してしまったとしても
画面で見るよりてろてろで
うすぺらい服が届いたとしても
なんだ、思ったよりよかったじゃーんと
思えれば
たとえ生まれてこなければ、と
誰も知らない涙をこぼした夜があっても
誰にも変われないわたしの道だからと
すこしでも歩いていけるだろうか
たとえ間違いだったとしても
数千年に一度の美しい容姿だとか
何不自由なく手に入る財力だとか
誰もを虜にできる才能だとか
なにを手に入れたって満足なんか
できやしないんだ
貧相な心のままで何を得たって
嬉しくないのだろう
小さなことにすら価値を見出せる
心の豊かさがほしい
それ以外は
何もいらない
白と黒しかないのですよ
でも明るさには差がありますので
感情を彩度で表せはしませんが
伝えたいことはなんとなく
明るさで分かりませんか
白かったら問題なし、
白と黒がチカチカしたら危険なんだなと
それで?今のわたくしですか?
ほら、もう真っ黒なんです
もうなにも受け付けない真っ黒
なにもかも塗り潰せますし
光すら通しませんよ
今はそういう気分でしてね
真っ白になったときにまた
お越しくださいね
いつになるかは分かりませんが
無色の世界
誰よりもずっと泣き虫で
誰よりもずっとやさしくて
誰かのきもちにすぐに気がついて
そばで励まして元気をくれるのに
自分の気持ちには
誰よりもずっと鈍感だから
自分にやさしくすることを忘れてしまう
まわりにあげたやさしさが
いつかかたちをかえてもどって
誰よりも、ずっと
愛されるひとになりますように
誰よりも、ずっと