4/7/2024, 3:43:29 PM
今が何時かも分からず
寝そべったまま窓を見つめる
朝とも夕方とも取れるその橙の光
首だけを動かして壁の時計に目をやると
短い針は5を指し示していた
余計に朝なのか夕方なのか
分からなくなってしまった
テレビでもつければそれくらい分かるかと
思いベッドからのそりと起き上がる
とはいえ、朝だろうか夜になろうが
なにもない自分にはどちらでも良いか…
考えを放棄して体をまたベットへ沈める
しばらくして窓の外から
ただいまーという声が響くが
まどろむ自分には届かない
沈む夕日
4/5/2024, 6:30:38 PM
雲ひとつないこの夜は
雪もとっくにとけて桜が顔を見せる
あたたかいこの季節
あなたと並んで空を見上げる
流れる星に願い事だと微笑むあなた
星がきれいですね、
星は手の届かない存在だから。
きっとあなたもそうなんでしょう
すこしだけ、今だけは
寒くもないのに寄り添いたい
あなたの心のあたたかさを感じていたい
きっと何億光年先で
燃え散る星なのだから今だけは
星空の下で
4/4/2024, 4:13:55 PM
淹れてから時間の経った生ぬるい
その甘くもないミルクココアのような
長時間縛った髪をほどいて出来た
不自然なその巻き髪も
コンクリートの隙間からのぞく
小さなたんぽぽも
その願わずもそうなってしまったそれらに
心地よさを感じたい
それでいい
4/3/2024, 4:17:21 PM
月はひとつしかないんだよ
都合いいよね
だってほら、月がふたつもみっつもあったらさ
月が綺麗ですね、え?どの?って
雰囲気ぶち壊れになるでしょ
1つだけ
4/1/2024, 3:20:58 PM
4月の愚か者
だなんて、4月がかわいそうじゃない
毎月やったらいいのよ
メイフールにジューンフール
いいじゃない、どうせ
嘘なんて毎日ついているんだから
エイプリルフール