不思議なものに、笑っていれば
なにごとも大丈夫
どんなに苦しくても
どんなに辛くても
嫌なことがあったって
笑っていれば大丈夫!
「笑ってないでなにか言えよ」
どうにもならないこともあったんだ(笑)
__スマイル
文字で形を、残した、なら
それはきっと永遠にここに残るから
声で残せば、記憶にしか残らない
恥ずかしいから1度しか言えないよ
君が好き
__どこにも書けないこと
夜も近づき街が暗くなり始めた頃。
今日も一日頑張ったなぁ、と
帰り道を歩いていた。
店仕舞いを始めた街はなんだか
少し寂しく見えて。
風が強いから感傷的なのかなぁ
そんなふうに風に揺れるコートの
裾を眺めてるとふと目に入る青。
ちょこん、と鉢植えだけが
店仕舞いをしている花屋の入り口に
ひとり置かれている。
なんだかそれがすごく
さみそうに見えて、ついつい
鉢植えを手に取ってまだ灯りのついてるお店に声をかける。
買っちゃったな、
鉢植えを抱えてさきほどよりも
軽やかな足取りで帰り道を歩く。
ひとりですわる姿が
なんだかこちらに気が付かれるのを待ってるみたいで愛らしく見えたから。
帰ってからこの花を調べると
なんだかすごく納得してしまった。
花言葉が、わたしをわすれないで
だなんて!申し訳ないけれど
すこし笑ってしまった。
いい出会いだね、この部屋にも
春が訪れた、かな。
__勿忘草
押して!押して!と
小さな背中が私を呼ぶ。
小さな背中を力いっぱい押すと
キャッキャッと肩が揺れる。
時が流れ君の背中もとても
大きくなったよね。
小さな背中はランドセルをはじめ
色々なものを背負って大きくなった。
ランドセルよりも大人の責任は重いのかな。
もしも、自信をなくてわたしの所へ帰ってきたなら、公園でそうしたように力いっぱい
背中を押して応援するからね。
__ブランコ
白い山羊さんと黒い山羊さんは
お互いに届いた手紙を飲み込んじゃうから
なにを届けたいのか分からないまま
わたしもあなたに届けたい気持ちが
あるんだけれど
これが届いたらあなたはなんて思うのか
怖くてわたしも言いかけた言葉を
飲み込んじゃうの
いつかあなたに届けられますように
もうあなたへの気持ちで
お腹も胸もいっぱいです
__あなたに届けたい