【楽園】
生きていたら、辛いことや苦しいことはある。
悩みや不安だって、それなりにある。
苦手な人とコミュニケーションをしないといけないこともある。ストレスが溜まって、心を痛めてしまう。
それでも、大好きな友人達と話せるし、やりたい仕事があるし、好物が食べれるし、趣味も楽しめるし……。
だからこそ、私は生きているし、生きていられる。
地獄を楽園に変えることは、きっと誰にでもできることだと、私は思っている。
【風に乗って】
風に乗って、どこまでも飛んでいける。
手放した風船の後を追う。
なんだか、少しうらやましい。
そう思っても、私は重すぎて飛べやしない。
【生きる意味】
将来の夢のような、大きな目標があるわけではない。
けれど、好きな食べ物を食べる時間とか、好きな音楽を聴く時間とか、好きな本を読む時間とか。そんな些細なことを楽しんでいる時間が、きっと何よりの存在理由。
【善悪】
例えば、死後に「善い行いを積んだら天国へ行ける」や「悪い行いを積んだら地獄へ落ちる」という話が真実だとしたら、私はどちらへ向かうことになるのだろう。
正直、悪い行いを積んだ覚えはあまりない。
ただ、善い行いを積んだ覚えもあまりない。
どちらかというと、私はたくさんの“中途半端な”行いを積んできたのだと思う。いわゆる「善い」と「悪い」の中間に位置する行い、または善悪の区別が判断しづらい行い、または善悪のどちらにも属さない行い、だ。
善い行いか、悪い行いか、を意識して行うことは少ないのではないかと思う。きっと私達は何か行動した後で、それが善かったか、悪かったか、を考えるだろうから。
【流れ星に願いを】
今まで生きてきた中で、流れ星を見たことは多分ない。
アニメやゲームなどで、流れ星を見たことはあるけど、フィクションで流れる星に願い事を言ったところで、叶うわけがないだろう。そんな卑屈な考えを持っている。
だから、私は実際に流れ星を目の当たりにして、それが消える前に願い事を言い終える、という体験をしたい。
それが私にとっての一つの願い事だ。