僕は電車の窓から過ぎ去る雪を
どこか切なそうに見つめる君に恋をした
まるで雪のような恋だった
その雪はいつか
みぞれになり
水となって 僕たちは別れた
そうか 明日は雪か
〜未来の記憶〜
今日も飛び交う言葉と言う名の泥団子
どんどん心が汚れてく
僕の心も汚れてく
泥と共に黄ばんでく
自分だけでは落とせない
そんな時
いつも助けてくれる二つの手
優しく温かい小さな手
屈強でゴツゴツした大きな手
僕の心をココロに変えてくれる
みんなにもいる魔法の手
〜ココロ〜
ごめんね
今気づいたんだ
君がそばにいるときに
「大丈夫?」なんて言えればよかったのに
君が僕の側を離れて
僕の前を歩く時までわからなかった
「わからなかったんだよ」
言葉の刃物が君の背中をそんなにも傷つけてるなんて
「君が優しくて強かったから」
〜君の背中〜
一本ください
150円になります
何に使われるんですか?
飾るんです
というのも?
あそこの電柱です
電柱というよりも
あの場所なんです
そういうことですか
わかりました
あなたに送るあなただけの花
この香り届いてますか
〜誰も知らない秘密〜
次のデートは?
次のデートは10年後です
デートの回数は?
次で3回目になります
悴む手を握るのは初めてでしょうか?
はい、まだできてなくて
初めてのハグは何十年後ですか?
そのときになればですかねー
初めてのキスは?
最後のデートで
そんな僕の初めての夜明け
静かな夜明け
〜静かな夜明け〜