4/20/2024, 11:31:47 AM
「何もいらない」
もう何もいらない
欲張ったから、欲しがってしまったから。
手を伸ばせば伸ばすほどに遠のいていく。
もう何もいらない
頑張ったのに、足元にすら届かなかった。
でも、やっぱりもう一度だけ手を伸ばしてみようか。
今度こそは、届くかもしれない。
4/18/2024, 3:34:45 PM
「無色の世界」
ふと手を伸ばしてみる。
何となく何かを握ろうとしたがそれは、空を掴んだ。
掠れた笑い声だけがポツンとこだました。
あの日、あの瞬間、私の世界から色が消え失せた。
私から見るこの世界は、全てが無色。
貴方とみた星空はあんなにも美しかった。
貴方とみた猫はあんなにも可愛かった。
貴方とみた映画はあんなにも面白かった。
ここは、ここだけは、無色の世界。
色のない世界を今も回る、再び色が灯るまで。
4/17/2024, 2:42:09 PM
「桜散る」
咲き誇る桜を眺める度に感じる。
流れる時間の早い事。
いつも思う。美しさと儚さは、二つで一つなのではと、
誰かに出会うって事は、誰かと別れる事もある。
この季節を繰り返す度、人は一歩成長するのです。
咲き誇る桜があるなら散りゆく桜もあるのです。
それもまた一興と言えるでしょう。
二つで一つです。
桜は散りますが、それは青葉の養分となるのです。
4/16/2024, 2:41:40 PM
「夢見る心」
私の心はいつも貴方を追っている。
ただ、それが叶わぬとも。
心の中でくらい、「愛してる」を伝えたい。
私の心はいつも貴方を追っている。
ただ、願うだけだとしても。
夢の中でくらい、隣を歩ませてはくれぬだろうか。
4/16/2024, 12:28:41 AM
「届かぬ思い」
遠く眺めるその横顔を、ただ思い出す事しか叶わない。
馳せた思いを心に秘めて。今日こそ私は、前を向く。
臆病者は歩みを進め、君の寝顔に祈りをこめて。
記憶の貴方に「愛してる」を贈ります。