題:届かぬ想い
謝っても謝っても謝りたりない事をしてしまった。
本当に申し訳ない事をしてしまった。
私は1人の人生と1人の想いを潰してしまった。
本当は潰れるのは私の方だ。
何度謝っても、何度申し訳ないと思っても、この想いは届かないだろう。
題:神様へ
願いを叶えてくれるなら、中3から人生をやり直させてください。
全力を尽くし、成功を収めます。
題:快晴
今日は快晴だ。
雲ひとつない真っ青な空だ。
僕の心とは正反対だ。
いつか僕の心も快晴になるといいな。
題:遠くの空へ
ふとした時、遠くの空を見つめる。
あの空の下はどこなんだろう。どんな人がどんな生活を送っているんだろう。と思う。
しかし、それを知る由もなく、想像するだけ。
だが、ふと気づく。自分も今どこか遠くの空の下の登場人物であることを。
なんだか、悩んでいることがちっぽけな気がして来た。
明日からも生きていけそうだ。
題:言葉にできない
元カノと別れた。
向こうから振ってきたが、正直こちらも別れを考えていたタイミングだったので、了承した。
しかし、数ヶ月後、不意に元カノから連絡があり、「久しぶりに会いたい」と言われた。
正直、少し面倒だなと思う部分もあったが、何かを期待していた部分もあったので会うことにした。
数ヶ月ぶりに会った元カノは、いつもと変わらぬ笑顔を向けてくれた。
だが、僕は複雑な気持ちを抱えていたので、いつも通りとは行かず、少しぎこちない態度で接してしまった。
少し時間が経ち、だんだん話しているうちに、元カノの仕草や、癖などを思い出してきて、あぁ、この話し方は何かあるなと思い、帰り際家まで送った際にどうしたのかと聞いてみた。
すると、元カノは「実は病気が見つかって、あんまり起きられないかもしれないから、大好きなあなたに死ぬ前に会いたかったんだ。」と寂しそうに笑いながら言われた。
僕は、面倒だとか、何かを期待していた自分を恥じて、悔いた。
なにか言葉をかけるべきだったが、僕は何も言葉にできなかった。