晩夏

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11/3/2025, 10:09:27 AM

「行かないでと、願ったのに」

この柔らかい椅子に座ってどれくらいが経っただろうか。時間の流れがとても遅い気がする。
あの電話を受けてからずっと夢の中にいるようだ。

私は祈り続ける。
どうか、どうか行かないで。帰ってきて。


何時間も続いていた静寂が、一人の男によって破られる。しかし、彼女は帰ってこなかった。
私は、涙を流しながらぽつりとこぼした。
「行かないでと、願ったのに。」

10/30/2025, 5:49:06 PM

「そして、」
夏、早朝。
カーテンを開けて、かすかに見える空をぼーっと眺める。そのなんともいえない情感に、思わず「エモい曲」と検索をかけ、1番上に出てきたプレイリストを流す。
気分じゃない曲をスキップし、上限に達したところでスマホを置き、目の前の景色に集中する。

どれくらい経っただろうか。空はだいぶ明るくなった。
束の間の静寂を心に刻み、そして、また朝へと繰り出す。

10/29/2025, 1:13:24 PM

「tiny love」

私の目の前で、幸せそうに眠っているあなた。ほっぺは白くてふわふわしている。人差し指を伸ばせば、5本の指を使って握りこんでくれる。
あなたはまさに、愛そのもの。
今はまだ小さな小さな、私の宝物。

10/15/2025, 2:12:39 PM

「愛-恋=?」

愛から恋を引く。私の場合は、相手にキュンキュンする気持ちがマイナスになって、嫌いなところがあっても上手くやっていく気持ちが残る。

10/14/2025, 3:37:37 PM

「梨」
祖母が毎年買って持ってきてくれる梨。
果物が好きでない人が多い私たち家族にとって、祖母が買ってきてくれる果物は、四季を知らせてくれるものとなっている。
今年も、梨の季節が近づいている。

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