爪楊枝の上の方のくぼみはずっと意味が無いと思っていたけれど、箸置きがあるみたいに爪楊枝置きになるらしい。
世の中に意味の無いことなんて、無いのかもしれないし、あるのかもしれない。
何にでも何らかの意味があると思えば少しは前向きになれる気がする。
気がするだけ……。
『意味が無いこと』
あなたと私は似ているようで似てなくて。
でもそんな私と似てて似てないあなたが大好き。
『あなたとわたし』
いつだって女神様は私の光であり、希望であり、生きる意味であり、そして何より私の全てだ。
女神様がいるから私がいる。女神様に出会っていなければ私はこの世にいなかっただろう。
女神様は「女神様」と呼ぶのはやめてと仰るけれど、私にとっての、私だけの女神様なのだからそう呼ばせて欲しい。
私を色で例えるなら黒。墨より黒く何より黒い。
そんな私に手を差し伸べて下さったのが女神様。
女神様を例えれる色なんてこの世に存在しないけれど、女神様を色で例えるなら、黒とは決して混ざり合わない純白。羽より白く、何より白い。そんな白。
黒く染められた私に目を失いそうな程輝く白。
私となんか混ざらなくていい、ただそこにいて欲しい。そう思った。
嗚呼、女神様。今日もお麗しい。
『一筋の光』
紅葉の季節になった。つまり焼き芋の季節だ。
この時期は彼女と別れた時期だからあまり好きでは無い。
丁度デートに来ていたもみじの綺麗な公園で。なんの前触れもなく別れを告げられ追いかける前に彼女は去って行ってしまった。
もみじがよく落ちる木が近くにあった。そのもみじは置いてかれた僕を慰めてくれているような気がして、ほんの少し気持ちが軽くなった。
また、落ち葉が落ち始める。
何故か目に涙がたまる。
『哀愁そそる』
うむ、鏡の中の自分は今日も美しい。
高い鼻、キレのある目、乾燥のないうるうるの唇、シュッとした輪郭、ふさふさの髪
「なんて完璧なフェイス!!まさにビューティフォー!!!!!」
この顔も全ては世界のためだ。
なんてたってこの顔がなきゃ世界の活気が全て消え失せてしまう。
なんて罪な男、オレ!!
『鏡の中の自分』