"君と僕"
君と僕は違うからと、ひび割れてしまうことがあるともう知っている。
そうだね。
むしろ、何が一緒なのかな。
同じ物を視れず、
同じ物を聴けず、
同じ物を共有できないのなら。
それはもはや、違うモノだろうに。
"夢へ!"
ゲーテの格言で、"その夢を失くして、生きてゆけるかどうかで考えなさい"というものがあった気がする。
人生全部を賭けられる夢があると、人でも創作物でも、なんと言うか、熱量が違うんだよな。
自分にはない熱だからこそ見ていて面白いと思う。
"元気かな"
"元気かな"と聞かれたら"元気です"と返すし、
"大丈夫かな"と問われたら"大丈夫です"と答えてしまう。話し甲斐のない奴だと自分でも思う。
だって、元気じゃない、大丈夫じゃないと言っても何にもならないじゃん。
具体的な解決策を提示される訳でもあるまいし、
下手な同情なら時間の無駄だからいらない。
体裁上必要な事なのかもしれないけど、いちいち顔色を窺われるのは正直面倒だと思ってしまう。
"遠い約束"
大抵の場合、約束は一方的に破られる。
仕方無いね。だって僕に価値なんて無いんだから。
守らなければならないもの。
壊してはいけないもの。
大切だと定義付けたのは、そちらだったはずなのにね。
ねぇ、どうして僕がそれでも君を尊重すると思ったの?
なんで僕が、僕をいらないというモノを慮らないといけないんだろうか。
やっぱり他人が考えることはよく分からないや。
"フラワー"
語尾にerがついていると、flower(フラワー、花)がflow+erみたいに読めてしまう不思議。
flow(流れる)+er(〜する人)だと、流浪の流離人みたいでなんとなく格好良いよな。
流れる人は花になる。流れた先で花を咲かせるのか、それとも斃れて養分になるのか。
まあ実際は一単語で完結していて、ラテン語のflos/florem(花)が語源らしいけどね。