ちいさな星たちはパステル色の
柔らかな輝きを放っていた朝の
澄みきった空とにっこりと笑う
お日さまの光とカフェラテの雲
もこもこにして浮かべてみたい
きっと夢が叶うはず夜を駆ける
あの王子さまは知らないままに
旅をする希望を乗せた鳥たちと
今日も明日も明後日もずっとずっと
おだやかな日々でありますように、
あちらこちらに散らばっていた宝物
ひとつひとつ拾い集め見せてくれた
しあわせは風に乗って吹くふわりと
どこかでまた会えるかなたくさんの
ありがとうを贈るよ空の色に染めて
『青い青い』
瞳はいつも周りを見てる
わたしを映す鏡は心の中
誰も見えない分からない
わたしだけしか映らない
優しい風では気付かない
波音を揺らした強く強く
あなたがいてくれたから
わたしを理解できたのだ
雨が降る新緑の香と共に
はじまりは永遠の旅へと
『風と』
はなひらくとき
かたいつぼみが
ふくらんでゆく
ときのまほうの
はざまにゆれる
ゆっくりがいい
ゆっくりでいい
はなのいのちは
ときのまたたき
きのうのつづき
いまをいききる
わたしをつくる
『軌跡』
布団を頭まで被って
目を瞑るぎゅうっと
夜が連れてきたのは
誰かが放った言葉と
帰り際見せた表情と
ざぶうんざぶうんと
静かな波音のように
足元を濡らした少し
答えの出ない問いは
ざぶうんざぶうんと
何かを探してる月は
きっと見ている夜の
海に溶けているまま