見えない枠組みの中で
支配されているように
息苦しさを覚えるんだ
幼い頃に抱いた疑問は
何処か遠くへと飛んだ
流れていく雲は早くて
大切な何かを置去りに
忘れ物したみたいにさ
見つけてよと叫ぶんだ
眠りについたままでは
終わらせないよ絶対に
『形の無いもの』
あんなに好きだったのに
興味が無くなるのは一瞬
雨が降った後の水溜りで
靴が汚れるのが嫌だった
平気平気と駆け出す友達
夕暮れ色のグラウンドは
子供の頃のわたしのまま
大人になるのってきっと
視野が広がるそんなこと
『ジャングルジム』
零れ落ちた涙の理由は
聞かないでくださいと
あなたの美しい横顔が
残像となり心に溢れた
空が青かった夏の日の
白いブラウスが揺れた
風は少しだけ強かった
わたしはただ側にいて
時を少しだけ遅らせた
空は高くて青いままに
風は冷たい、あなたの
『声が聞こえる』
御縁というのは不思議なものです
何処から運ばれてくるのでしょう
外側ばかりを見ていたら気付かず
見落としてしまうかもしれません
いつも側にいてくれる人の存在が
大きくなっていたことを知るのは
居なくなってからが多いようです
恋愛は自由です好意を伝えるのは
とても勇気のある行動ですいつも
後悔のない選択が出来たのならば
人生は豊かなものになるでしょう
想いの果実は大切に育てて下さい
『秋恋』
大切に育てた薔薇の花
世界にひとつ、だけの
注いだ愛情が違うんだ
星の王子さまが囁いた
誕生日に贈られた鞄は
手に取る度に思い出す
大好きなあの人のこと
思いが宿っているモノ
いつか来るさようなら
整理をするという事は
心の中を見つめる決意
心身共に健康なときに
『大事にしたい』