隅田の花火
キミの名前
雨上がりに
煌めく純白
夜空に咲く
火花は儚く
キミは揺れ
雨粒を纏う
地上に咲く
花火はまだ
夢を見てる
空に咲く夢
『あじさい』
あなたに出逢えて
嬉しかったのです
楽しかったのです
苦しかったのです
どうぞまたいつか
出逢える時にまで
あなたはあなたで
わたしはわたしで
認め合える日まで
『好き嫌い』
あの人への贈り物
手紙が好きだから
レターセットかな
いつかの菜の花は
春限定だと微笑む
大丈夫だよ覚えた
売場は涼しげな夏
朝顔に風鈴、花火
これだ!四季の花
いつでも使えるね
あの人を思う時は
花でいっぱいの庭
今月末にお誕生日
会いに行くからね
『街』
夜露に濡れている
植物が揺れている
芍薬の白い花びら
ひらりと風に乗る
すうっと息を吸う
空気は澄んでいる
光りは力を与える
新しい自分になる
感じるということ
今に集中すること
新しい今が始まる
生きている生きる
『朝日の温もり』
努力と忍耐で生きた人は
当たり前のことだと言う
人生とはそういうものだ
苦労は買ってでもしろと
気の向くまま風吹くまま
自由に生きる選択もある
誰かと同じ道を進むのが
歩きやすいとは限らない
得意には努力は要らない
その道を見つけたのなら
迷わず進んで行くといい
自分にしか出来ないこと
それは与えられた贈り物
ひとつだけ誰にでもある
寝る間も惜しむくらいに
好きなことは何ですか?
『岐路』