風に揺れる風鈴の音色
可愛いあの子が作った
シャボンの玉は何色?
かきごおりのシロップ
同じ味がするの私だけ
雨の日の子どもの長靴
澄んだ空とガラス細工
私の心に吹いた夏の風
『カラフル』
世界でたったひとつの大切な
あの子のリボンをどうか神様
思い出はいつも心の中にある
優しいあの子が明かりを灯す
誰かを思う気持ちで溢れてる
美しい景色ばかりを見たいと
泣き虫な私はそう思うのです
『楽園』
清らかな川のせせらぎ
山が呼吸する鳥が歌う
ビオラは甘い香で誘う
乳白色の湧き出る泉は
母なる地球から贈り物
南から吹く心地良い風
遠く私を呼ぶ声がする
早くあなたに会いたい
『風に乗って』
妖精たちの秘密の舞踏会
空色のドレスでおめかし
恥ずかしそうに下を向く
頬を染めてる少女は初恋
両手を広げて見上げる空
無垢な白色は友情の証し
あなたの瞳に映る花々は
春の訪れを祝福していた
美しく青い星に存在した
歌うように囁く愛の調べ
わたしは宝石箱を開けた
それは愛しくて懐かしく
永遠へと繋げてゆく瞬間
『刹那』
ねんねんころりよ
子守り唄を聞いた
眠りたくないのに
夢の中へと誘って
目を覚ました時に
隣に居ないことが
とても寂しかった
夜はいつまでも夜
眠りたくなかった
ずっと寂しかった
心の奥深くにある
手の届かぬ暗闇に
光りが差し込む時
私はわたしを知る
『生きる意味』