寂しさ×寂しさ
澄んでいる青に
出会ったボクら
お互いのキズを
優しくなぞって
少しだけ泣いた
想いは強くなり
あの場所へ行く
大切なもの、は
なんだろう、て
必要のない質問
ボクらの世界に
誰も踏み込むな
ふたりだけ、の
穢れのない空間
愛を探している
愛は何処にある
嗚呼ボクはまた
『君の目を見つめると』
六等星を探して
街の灯を消して
夜光虫は青白く
空を見つめてる
ボクは夜になり
あの光を探して
眠れない部屋で
風の詩を聴いた
キミが遠くなる
空が明けてゆく
『星空の下で』
本当のキミは
どんなことを
思っていたの
泣いていたの
叫んでいたの
諦めていたの
言葉にするの
信じてみるの
自分の思いを
伝えてみるの
きっとできる
怖がらないで
心を見つめて
『それでいい』
絶望を謳うあの人は
希望に満ち溢れてる
丁寧に作る食事にも
愛犬を慈しむ姿にも
ポーカーフェイスの
瞳の奥は透明だった
歌声は宇宙に広がり
あなたを想うひとが
今日も増えるといい
そんなことを思う朝
『1つだけ』
遅咲きのさくら
関東地方の夏日
砂浜に大量の貝
お祭り騒ぎだと
それを拾う人達
嘘みたいな本当
外が騒がしい朝
障子の向こう側
雪が降っていた
日曜に交換した
車の夏タイヤが
きっと泣いてる
『エイプリルフール』