遅咲きのさくら
関東地方の夏日
砂浜に大量の貝
お祭り騒ぎだと
それを拾う人達
嘘みたいな本当
外が騒がしい朝
障子の向こう側
雪が降っていた
日曜に交換した
車の夏タイヤが
きっと泣いてる
『エイプリルフール』
旅立ちの日を迎えるあなたへ
人生の新しい章の幕開けです
最上級の出会いが待ってます
背筋を伸ばし悠々と闊歩して
頑張り過ぎずに参りましょう
人に優しく自分にも優しくね
食事と睡眠は明日へ未来へと
健やかな心に繋がっています
疲れたら休む、忘れないでね
長い人生一番大切なことです
いつもどんなときも祝福とは
自分を信頼する事から始まる
魂を揺さぶるような出会いが
あなたに沢山訪れますように
『幸せに』
わたしはわたしのようで
よく笑うこどものようで
泣き虫のおとなのようで
サプライズが少し苦手で
張り詰めた空気は勘弁で
気付かないふりをします
凪のような静けさを持ち
忍法、隠れ身の術を使い
ふっと姿を消しています
誰にも内緒わたしの秘密
『何気ないふり』
しあわせの小さな花
毎日少しずつ摘んで
ぐっすり眠れたこと
お水が美味しいこと
健康で過ごせること
しあわせは溢れてる
見つける力を育てる
悲しい事があった時
その先にあるものに
気付けるようになる
どんな花を探すのか
日々見ていることが
最期に繋がってゆく
美しい花束にしよう
大きな花束を飾ろう
『ハッピーエンド』
瞳に映るのは憂いか
魂の色は此処にある
幼子の無垢な輝きは
色を変えて時を刻む
呼応する美しい魂に
出逢えたのなら幸い
湖面に揺れる光りは
透明で澄んだままに
忘れかけていた私を
記憶の中のあなたと
『見つめられると』