偶然にも同じ物だったね
自分の片方を私に渡して
私のものを持って行った
左手はあなたで右手は私
とても寒い日だったけど
左手だけがあたたかくて
あなたが側にいるようで
少しだけ泣きたくなった
はじめてのお揃いのもの
2人しか知らない冬の日
『手ぶくろ』
言葉が宙を浮いていて
頭に入ってこないのは
変わらないものはある
そう信じているからだ
流れゆく時を越えても
ボクはキミを見つける
キミはボクを思い出す
永遠を誓った愛だから
ボク達はひとつだから
『変わらないものはない』
大人はいつも忙しい
今日も世の為人の為
少しだけ夢を見よう
疑いを知らぬままに
幼い子が笑うように
喜びの中に過ごそう
天と地に祈りを捧げ
豊かさに感謝をする
聖なる日に思い出す
祝福はいつもそばに
『クリスマスの過ごし方』
子供達が寝静まる夜のこと
サンタクロースの出番です
眠っているのを確認したら
こっそりと贈り物を置いて
トナカイを走らせるのです
ボクにはサンタが来ないと
贈り物がないと嘆かないで
心に置いたかもしれません
目には見えなかっただけで
気付かないかもしれません
どんなプレゼントなのかは
結んだリボンが解ける時に
きっと分かることでしょう
自分の心を見つめて下さい
あたたかく照らして下さい
サンタクロースの願いです
『イブの夜』
生まれてくるときに
授けてもらいました
世の中を見透す瞳を
人の話しを聞く耳を
自分を表現する口を
誰かを慈しむ優しさ
困難を乗り越える力
ひとつひとつ大切に
全て忘れないように
生命は尊いものです
生命は儚いものです
輝く為に磨くのです
喜びで生きるのです
『プレゼント』