耳を澄ませて
微かに香るは
小さく光る色
心へ刻む響き
美しく静かな
余韻に浸って
その時を待つ
『ベルの音』
新月は夜空に溶けた
兎は何処かへ逃げた
心を染めるは夜空色
そんなときもあるさ
泣いたっていいのさ
隠れんぼに飽きたら
ぴょんと顔を出して
光に包まれ踊るのさ
『寂しさ』
愛しく思う心はあたたかい
あなたがいてわたしがいて
ぬくもりの中に生きている
無数に散りばめられている
星の数ほどあるしあわせを
どれだけ見つけたのだろう
わたしと共にあなたはいる
わたしは此処で生きている
一年が終わり一年が始まる
ひとつひとつ冬の星数えて
『冬は一緒に』
誰かの話を聞いている時に
何処か遠くへ旅に出ました
あなたが悪い訳ではなくて
わたしが集中できなかった
これはわたしの悪い癖です
大勢よりも少人数派ですね
隣の人とゆっくり話したい
穏やかな人が好きなんです
大きな声と悪口は苦手です
好き嫌いをしないで何でも食べなさい
そう親に躾けられましたが
仲良く出来ない人がいても
いいでしょうか、お母さん
『とりとめのない話』
健康で過ごせる喜び
誰かの心の思いやり
玄関に置いてあった
ビニール袋いっぱい
愛に溢れていたこと
長いままの太巻きは
キミのママの手作り
笑った泣いた大声で
その時風邪は何処か
遠くへ飛んで行った
忘れない忘れないよ
キミからの優しさは
いつまでも覚えてる
『風邪』