届いた招待状には
時間も場所もない
ボクが描いてゆく
手繰り寄せた糸を
美しい色に染めて
何度も巡り会った
何度も恋に落ちた
報われない恋をと
生まれてくる前に
二人で決めていた
乗り越えられると
どこかで信じてた
誰も知らない物語
5年前キミを見た
心が苦しくなって
気持ちに蓋をした
気付かないフリで
今日もやり過ごす
小さなボクがいた
『すれ違い』
会いたくて
会えなくて
会いたい時に
会いたいのと
素直に言える
そんな人を
好きになりたい
そう呟くキミを
ボクは見ていた
空は高くて
空は青くて
『秋晴れ』
思い出したときには
映像として見てみる
客観的に見るといい
必要のない感情なら
別れに感謝を添えて
手放していくといい
何度も思い出すなら
何度も繰り返しして
手放していくといい
忘れたいのなら、ね
本当はさ、
忘れたくないんでしょ
覚えておきたい理由があるのだから
『忘れたくても忘れられない』
ボクに見せてくれないか
キミの心に潜んだ暗闇を
ボクを信じてくれないか
キミの全てを抱くことを
少しずつ溶かしていこう
ゆっくりと進んでいこう
月の光が差し込むように
闇夜の道を照らすように
キミがキミを思い出す時
ボク達はひとつになろう
小さく瞬いた星がひとつ
心の色を優しく照らして
心の灯を激しく揺らして
『やわらかな光』
わたしの行いの全て
わたしの思いの全て
善に向いているのか
悪に向いているのか
欲に塗れていないか
人助けをしているか
心が清浄であるのか
いつの時も心の色が
透明であるようにと
美しくあるようにと
丁寧に導いてくれた
あなたが見ていると
恥じない生き方をと
わたしは誓うのです
心の中で誓うのです
『鋭い眼差し』