それを手に入れたとき
どんな気持ちがする?
なんて心に聞いてみる
きのこのカタチをした
北欧の木製くるみ割り
一目惚れはこのことか
くるみ…家で割るかな
いや、割らないでしょ
でも超絶かわいいのよ
使うかな使わないかな
無駄ムダ?言わないで
脳内問答を繰り広げて
迷いに迷った挙げ句に
手に取った商品を置く
欲望に勝った瞬間です
『今一番欲しいもの』
はじめてのおくりもの
おめでとうおめでとう
せなかをとんとんとん
こめられたねがいごと
たくましくほがらかに
うつくしくおだやかに
けんこうですこやかに
このちいさなまほうは
あなたをまもるように
ゆっくりそだってゆく
たいせつなおくりもの
『私の名前』
ブランコ揺れる
何処まで行ける
放るは片方の靴
飛べ飛んでゆけ
風を味方につけ
僕らの未来へと
どこまでも広い
あの美しい空へ
なんでもできる
そう信じていた
澄んだ瞳のまま
透明な心のまま
『視線の先には』
誰かと一緒に暮らしたら
他者のスペースは尊重し
自分のスペースは大切に
時間、空間、気持ちもね
健やかに生きる秘訣です
『私だけ』
すなおになれなくて
わたしはいつもそう
あなたがあやまった
だれもわるくないよ
わたしのこころにも
あなたのこころにも
おなじキズがついて
ずっとかかえていた
きっかけがつかめず
くろいシミになった
ごめんねのひとこと
ただそれだけのこと
それなのにわたしは
いまだきえていない
シミをながめている
『遠い日の記憶』