見つめて
見つめられて
時が経つのも
忘れるほどに
満たされて
溶けてゆく
『何もいらない』
春の訪れは盛大に
舞い踊る桜吹雪で
あなたの歩く道を
祝福いたしましょう
私が咲くのは誰のため
わたしのために
あなたのために
どうぞ忘れないでいてください
聞き覚えのある話し方
どこか懐かしい声の色
触れた指に伝わる温度
瞳に宿る優しいひかり
時計の針が左にまわり
淡い記憶の中旅をする
遠い過去と未来の物語
あなただったのですね
『ここではない、どこかで』
幾重にも
重なりあった
花びらの中に
迷い込んだ
雨粒のように
儚く
せつなく
『届かぬ想い』
外見ではなくて
肩書きでもなく
人間が
其々の人の心の中にある神性を
見い出せるとしたならば
この世の中は
もう少し生きやすく
平和に過ごせるでしょうか
神様の瞳には
私たち人間は
どのように映っていますか
『神様へ』