今日のお題 心の灯火
若い頃は、いつもいつも大きな太陽が輝いてた。
頭の悪かった俺は、それでも、そのでっかい太陽に向かって全力で走れた。
人を傷つけ、自分を傷つけ、それでも走った。
走ることしか知らなかったほどに
あちこちぶつけて傷だらけ
誰かを傷つけ、傷だらけ
そんな青春だった。
年を経て、老いを感じて振り返る。
あの頃の若さと馬鹿さ加減が俺を作ったことに間違いはない。
痛みが分かる歳になって、どれほど愚かに走っていたことにも気がついた。
そんな俺を掬い上げてくれたのはあなただ。
あなたのおかげで、俺は俺をどうすれば良いのかを知った。
傷つき他人に背を向け、噛みついた俺を癒してくれた。そして
誰しもが届かぬ世界を手にすることができることを、手助けしてくれた。
今俺の希望、夢は、若い頃に比べれば小さいかも知れない。
燃え盛る炎に煽られて、ひたすらに走ったスピードに比べれば、ゆっくりかも知れない。
それでも、夢を持つこと、持ち続けること、そしてそれによって人が輝き続けることを知った俺は、諦めない。
より多くの縁する人を、これからの未来を開きゆく人の力になろう。
俺の経験してきたこと全ては、俺ひとりのためではなかったことを気づかせてくれたあの人。
深く深く、愛を知った時、人の可能性は無限に開く。
愛をもって生きることの大切さを知ったこと
それが俺の心の灯火
決して大きくなはないけれど
絶えることなく、灯し続けよう。
走ることも、歩くこともできなくなったとしても
声が出る、文字が打てる…
この灯火を灯し続けよう。
今日のお題 不完全な僕
不完全な私、生まれてこの方、完全になったことなど一度としてない。
短所ばかりが目立ち、頭も口も回らなかった。
かれこれ何年たったかな。恥ずかしくて年齢さえも口にできない。
こんな短所ばかりの俺に、輝くような笑顔で、
「あなたの短所は言い方を変えれば、捉え方を変えれば、とてつもないほど、全部が長所だよっ」て君は言う。
本当に?
私は思い直して、自分を見つめていった。向き合い、苦しい自分のエネルギーの使い方を変えていった。
ありがとう。
まだまだ未熟な私だけど、言葉の選び方ひとつ、見方一つ、行動一つを改めてみると、自分の活かし方が見えてきた。
気がつくと少なくない人がいつもそばにいてくれ、信頼を寄せ、頼りにしてくれる今がある。
あなたは遠くに行ってしまったけれど、かけがえのない私を見出し、励ましてくれた。おかげで今がある。あなたの置き土産は、私という、財産を残してくれた。
きっと今でも、あなたは俺を見つめてくれている。今でも大切に思い応援し続けていることだろう。
ありがとう。ありがとう。そして、ありがとう。愛してる。
今日のお題 香水
ふんわり香る、あなたの香り。
それだけで優しい気持ちになれる。
あまり詳しくもないから、どこのものかはわからないけど
シャンプー、リンスで十分じゃないかな
あなたの笑顔と記憶にも残らないあなたの香り
遠くなっていく後ろ姿
おめかしして、髪を整えて、鏡の前で微笑むあなた。
俺には、歯磨きまでして迎え入れてくれた後ろ姿が鮮明に残ってる。
あなたは何を思う。あなたは何に思い悩む?
消え入りそうなあなたの香り
どんな高価な香水よりも
あなたの全てから発せられた香りが、今も形なく色なく、脳裏に焼き付いている。
シャネル、ブルガリ、etc…
そんなものは似合わない。
あなたのままで、あなたの生活で、あなたの輝きで、それで十分だよ
今日のお題 言葉はいらない。ただ…
まぁありがちだけどさ
みんなが思うこと、当然あるさ。
そもそも愛ってなんだろうね。
掴み損ねたのは、愛なのか?
じゃぁ、愛ってなんだよ?
言葉か?
行動か?
触れたい、やりたい、性欲を満たすことか?
嫌な時も、嬉しい時も、喧嘩したって、顔も見たくないって思ったとしても
できるだけ一緒に生きたい。
いい時ばかりじゃないからさ。人生って。
そう思える人に出会えたら、幸せだね。
そう思える人と想いが通じ合えたなら、もっと幸せだな。
だから、うまく言えない言葉をうまく言おうとする必要はない。ただ、あなたのそばにいたい。「説明なんてできないよ、あなたが好き。」
それだけでいいと思えるのなら、それが愛だよ。
そして、もっと大事なことは、本心から願っても、叶わぬこともあることを知ること。
それを知ることで、人はもっと素敵になれるよ。
今日のお題 突然の君の訪問
長く長く待ち続けた思い。
いったいいつになったら連絡をくれるのだろう。
待ちくたびれて。
最後に見せた、その目は、いったい何を言いたかったのか
君の思いを感じるのに
君はいつも、他の誰かと一緒だった。
それが誠実さなの?
たくさんの疑問が頭をよぎった。
それが君の愛情なの?
他の誰かといながら、誰かを愛せるの?
他の誰かの言いなりになって、誰かを愛せるの?
君の突然の訪問は、言い訳がしたいから?
君の突然の訪問は、許しを請うため?
君の突然の訪問は、別れの挨拶のため?
君は他の誰かを愛してはいないし、その人は俺に嫉妬してる。
他の誰かは嫉妬をしながら友情なのか、愛情なのかわからない感情で君を縛り上げた。君を束縛した。あなたはそこから逃げ出そうとはしなかった。
俺からはカゴに入った鳥に見えた。
人様のものは取り上げられない、と俺はそこから立ち去った。
誰かに誠実に生きることは、誰かを裏切らなきゃいけないこともあるようだ。
他の誰かの信頼を失わないようにすると、他の誰かを傷つけても見ないふりをせざるを得ないこともあるんだなって思った。
長く築き上げた歪な関係性。俺が見ないふりをして立ち去ることを選んだ。
2人の思いは確かにあったのに、宙ぶらりんのまま愛は色褪せっていった。
君の突然の訪問は、言い訳をしたいから?
君の突然の訪問は、許しを請うため?
君の突然の訪問は、別れの挨拶のため?
それとも、一度見失った愛を
もう一度、咲かせたいため?
望みは咲くのかな?
望みは、色褪せて枯れてしまうのかな
咲かすも、咲かせないもあなたの自由です。
その言葉は、とてもずるいと思うよ。