【神様へ】
もし私が神様に手紙を書くのなら
神様へ
どうして私のことを嫌うのですか?
私は何か悪いことをしたのでしょうか?
そうだとすれば、それは前世の話かと思います
だって私は物心つく前の幼い頃から面倒な病気でしたから
そのせいで同じ年頃の子たちにも
悪口を言われたりいじめられたり
そして私も、そのせいで萎縮していきました
そのあとも私には酷いことばかり起きていましたね
他の病気になったり、普通の人ならこんなに何度も体験しないだろうというような辛い経験をしたり
人に裏切られることも多かったです
だから私は、自分は神様に嫌われているのだと、ずっと思っています
そして最近も
お医者さんに原因不明の病気だと告げられました
神様
こんなにも私を嫌うのはなぜですか?
私ばかり苦しめるのはどうしてですか?
もっと普通の幸せがほしかった
もっと普通に生きたかった
いつも真面目に頑張っているのに
それを妨げられてばかり
いったい私が何をしたんでしょうか?
そんなに私が嫌いならば
私を作らなければ良かったでしょう
あなたなんて大嫌いです
【快晴】
苦しかった練習の日々を越えて
バッターボックスに立つ
一瞬消えた球を経験と直感で強かに打つと
球は遥か上空に飛んだ
快晴の空に真っ白な球がよく映える
それが観客席に落ちていくと
すぐに歓声が上がった
雲一つない青空の下
僕たちは笑顔で塁を回る
チームには三点が入った
人生で一番、晴々とした気分だった
【遠くの空へ】
君とどんなに離れていても
この空は繋がってる
今日も遠くの空へ
君への愛を叫ぼう
【言葉にできない】
伝えたいことを考えれば考えるほどに
うまく言葉にできなくて
自分の不器用さが嫌になる
だけど考え抜いて伝えた歪な言葉は
他の何よりも正直な気持ちを表している
歪であればあるほどに
自分の真剣さが際立つ
不器用でもいいのかも知れない
それがきちんと向き合った結果ならば
【春爛漫】
桜が満開になり、まさに春爛漫といった感じだ。
まるで、これから新しい生活を始める自分のことを見守ってくれているかのようだ。
春風の吹く中、桜の花びらに背中を押されながら、私は新たな一歩を踏み出す。