ありんこの背中を追って歩いた
地面に這いつくばって
小石を退けてあげたり
水路を埋めてあげたり
ねえどこへ行くの
そう尋ねたところで
きみたちは振り向きもせず
夢中で前に進んでいく

段々とちがう道を歩き始めた
今、ぼくの方が尋ねられている
ねえどこへ行くの



君と歩いた道 / ねゆ

すべて同じ朝だろうか
変わり映えのない風景だろうか

永遠を望むなら
このまま眠っていればいい

この一瞬の輝きを
見逃さなかった者にだけ
終わりへ進む始まりへと誘おう


さあ行こう / ねゆ

傘の先を突き入れてかき混ぜれば

あの雲だって　あの光だって

ぼくの思うままに動かせるんだ



水たまりに映る空 / ねゆ

ふわふわと掴みどころのない
この気持ちはなんでしょう
ちっとも落ち着きがなくて
今にも踊り出しそうな
この気持ちはなんでしょう
誰かにぶつかりそうで
そのまますり抜けていく
この気持ちを捕らえて
そっと差し上げましょう


恋か、愛か、それとも / ねゆ

またここに来て春を過ごそう
どこまでも流れていく風を
再び開いた花たちを
いつくしみながら愛を唄おう


約束だよ / ねゆ