ータイムマシーンー
魅力的なもの、私はそれが存在した時、1番に何がしたいだろうか。
魅力的なもの、それは時を見返すもの。
魅力的なもの、それは人々に感謝できるもの。
タイムマシーン。魅力的な、過去へ行けるもの。
タイムマシーンというものがもし存在したならば、
今生きているこの世界を作ってきた人達に会えるだろう。
タイムマシーンというものがあれば、後悔したあの時を取り戻せるだろう。
タイムマシーンというものがあれば、あの忌まわしい、憎たらしい出来事を無くせるだろうか、
タイムマシーンというものがあれば、もう居ないあの人にも会えるのだろうか、
タイムマシーンとは魅力的なもの、私はそれが存在した時、1番に何をするだろうか。
ほんの少しの変化が、後に大きくなるであろう歴史を、たくさんの生命に溢れ、しかしながら少しずつ終わりへと進むこの世界は、私一人が踏み込んでいい場所なのだろうか。
タイムマシーンとは魅力的、しかしきっと、人々にはまだ早いものである。
いつの日か勇気のある者、世界を救うものだけが、この魅力的な物にありつけるのであろう。
その者こそ─────────
ー特別な夜ー
特別な夜とはどんな夜なのだろう、答えは人それぞれだが、私は無限の夢を見られた夜を思った。
夢だって寝ている夜という時間の1部なのだから、入れても良いだろう。
そう、夢である。私はよく夢を見る。
どんな夢なのか、ほとんどが昼になった頃には忘れてしまうような内容をほぼ毎日見る。
その中の夢、無限の夢を見る事は稀であり、私にとってとても特別なものとなる。
無限の夢と言われても想像が着きにくかったことだろう。
私も表現させるのに時間を要し、どうにか無限という言葉を使ったが、私の言う無限の夢とは、とても自由で、非現実的で、なんとも言えない、寂しいような、懐かしいような、とは言っても初めての感覚。
このもどかしいような表現が伝わるだろうか、
その無限の夢は、その日の楽しかった出来事も、辛かった出来事も全て忘れて、ただ、身体を休めながら同時に心を落ち着かせてくれるのだ。
誰かが見ている訳でもない、何も気にする必要が無い。だからこそとても自由であり、こんなことは非現実的だろう。
私はこの夢に取り込まれることで疲れをとり、明日への、ほんのわずかだか勇気を貰う。
特別な夜を経て、その次へと、また特別な夜が来る時を願って
また今日も起きて、食べて、そして寝る。───