『ずっと隣で』　3月13日

いつも誰かの後ろを歩いていた
そして僕は、それに満足していた
ずっと背中を見つめていた
でも初めて隣を歩きたいと思った
君と同じ景色を見たくなった
君の横顔に溺れたかった
嗚呼、僕は今、君の掌の温かさを知りたい

『もっと知りたい』　3月12日

こんなこと知りたくなかった
見ていた夢は哀しいほど簡単に消えてしまうこと
こんなこと知りたくなかった
自分を偽らなければ人に好いて貰えないこと
こんなこと知りたくなかった
どう頑張っても私じゃあの子に勝てないこと
こんなこと知りたくなかった
友情は薄くて脆いこと
こんなこと知りたくなかった
皆自分より劣っているものを探し合っていること
こんなこと知りたくなかった
過ごした日々が増えるほど、嫌いなものも増えていく
何も知らない綺麗なまま、死にたかった

でも、
今日見つけた綺麗な花の名前を知りたい
広い世界の狭さを知りたい
毎朝見かける女の子の好きな曲を知りたい
知った穢れの何倍も、何十倍も美しいものを知りたい

『平穏な日常』　3月11日

保留

『愛と平和』　3月10日

世界中を敵に回しても君のことを愛してる
なんて、どっかで聞いた馬鹿みたいな台詞
格好つけても僕にはきっと似合わないし
君だって望んでやしないだろう？

愛と平和は対だ
君が望む平和な世界には
君を愛する僕は邪魔者だよね

『過ぎ去った日々』　3月9日

　もっとああすればよかった、こうしたかった。
　そんな後悔は躰が沈んでしまいそうなほど浮かび上がるくせに、あの“当たり前”の日常がたまらなく特別で、“変わらない毎日”が信じられないほどたくさんの色を持っていたことに気付いた、今日。
　もう3月。
　私は来年も懲りずに次の3月の“過ぎ去った日々”を繰り返すだろう。