空蝉

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11/29/2024, 8:55:20 AM

10終わらせないで

共依存的な敬愛を貢がれる器、ガワがよかったのだが

中身が耐えられなかった、そんな中倒れて辞めざる負えなくなってしまう

この状況で言われるのが終わらせないでなんて無責任な言葉

たとえ本心から言っている人が居たとしても雑踏のように

見えなくなってしまう届かない言葉に意味なんてなかった

11/28/2024, 9:30:23 AM

9愛情

とても苦しくて、とても辛くて、でも愛されてると思ってるから

今日も生きてる

11/27/2024, 7:20:08 AM

8微熱

体がだるく熱をもち力が入らない

そんな状態で考えることなんてろくなことがない

浮かび上がるのは辛い記憶ばかり

何か楽しいことを考えようとしても

それを塗り潰さんばかりに嫌なことしか思い出せない

そんな中ただ意識があることに違和感がある気がして

意識を落としてただ待つばかり

11/24/2024, 3:39:26 PM

7セーター

秋から冬にかけて寒がりな私はよくセーターを着ている

けど、布団や炬燵、暖房等をつけ始めたり、使い始めると

すぐ着なくなってしまう

1人が思いを込めて作る手縫いのセーターも

機械が作るセーターもきっと同じ

少しの時間しか使われないんだろうなぁ

11/24/2024, 3:33:33 PM

6落ちていく

意識が遠のき闇の中に落ちていく感覚に呑まれた。そんな中、小さな鯨が

自分たちの町を呑み込む様を見ていることしか出来なかった。周りでは町

の人たちが叫んでいた。町は煙に覆われ、真っ黒になり、赫で所々が染ま

り、日常は一瞬で壊れてしまった。

夢を見てるかのようだった。そんなことが、起こっているはずがないと目

を逸らした。でも、周りから聞こえる。聞こえてしまう。

けたたましく響くサイレンの音と、叫ぶ人々の声、泣いて縋る祈りも意味

をなさずに『者』が『モノ』に変わっていく音さえも、ここが現実だと示

している。そんなことを考える間もなく、私は逃げることしか出来なかっ

た。ただそれでも、生きていたいたとえ周りの人がみんな居なくなってし

まっても、私だけでも生きていたいそんな胸中でただひたすらに鯨から逃

げ続ける。振り返ることは出来なかった。振り返ってしまったら足を止め

てしまいそうだから。ごめんなさい。

私は生きる決意だけを持って町から逃げた。

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