通い慣れた通学路
見慣れた街路樹
そんな風景も今日は
何だか違って見える

想い寄せる君と
歩いてるそれだけなのに
見る物全てが輝いて
愛しく想えるよ

この時間がずっと
続けば良いのになんて
子供染みた僕の
放課後の出来事

「あっ、同じの持ってるよ！」
「髪切ったん？似合ってるね！」
「楽しくて時間忘れるね！」
ココロオドル言葉達

冷たい雨が降る
路面を濡らしていく
僕は物思いにふけながら
ただ、それを見つめてた

あの日交わした言葉が
二人の関係を終わらせるなんて
その場では思いもしなかった
今更後悔しても遅いよな

もう一度、もう一度だけ
あの瞬間をやり直せたなら
君は今も隣に居て
身を寄せ合って暖め合えたかな？

肌寒い風に吹かれながら
秋雨に打たれながら
逢えない君を想いながら
過ぎた日を思い出すよ

秋雨開けた晴れの空
澄んだ空には虹の橋
ほら、見てごらん
鳥たちも気持ち良さそうだ

夜になれば満月
涼しい夜風浴びながら
君の髪も靡いて美しい
ねぇ、一緒に踊らないかい？

ずっと努力してきた
懸命に耐えてきた
すべてはこの瞬間の為に
この景色を見届けろ

その目に全てを焼き付けろ
これは奇跡なんかじゃない
もう一度奇跡などと願うな
紛れもない努力が産んだ瞬間なのだから