NoName

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1/31/2024, 2:01:05 PM

僕は、米川 泰雅中学3年生だ。
このお話はある一本の電話が始まりである。
ガチャ、僕は受話器をとると「米川泰雅くんのお電話電話よろしかったでしょうか?」とかしこまった感じで聞き覚えのある女性の声だった。
それは僕が転校する前の学校の担任をしていた吉田先生だったのだ、この先生はどんな生徒にもとても優しかった。そのため僕も皆も好きな先生である。
しかし、そんなある日の事だ僕が中学1年生の時だった。僕はクラスの皆からいじめを受けていた。僕はこのいじめに対してあまり気にしないようにしていたがある時、吉田先生も面白がって僕をからかってきたのだ。それを言われた時には冗談だ気にしなくてもいいと思っていたがそれに対して僕はいつも以上に傷ついた。
だがそれを1人で「何とかなる」「何とかなる」などを言って自分は大丈夫と猫を被ったかのように自分を騙し続けてきた。
だが中学2年生になる頃にはその騙しも通用しなくなってきたのだ。そして僕は、1人泣いて、泣いてを繰り返していた。また、学校では我慢してきたが同じように泣きたくなる日々が続いたこともあった。
そんなことあってもいいのか?
こんなに弱くてどうする!
お前なら行けるだろ!!
と、自分の中で前を向いて進もうとした。