2/19/2026, 1:39:06 PM
『立ち枯れの』
風船が風船であることが辛かったように あの花もまた辛そうだ ときめきの丘の上 なぜ燃え尽きたのだろう 世界の歪みか はたまた 宇宙の光線か それはきっと細胞だけが知っている
2/15/2026, 2:45:24 PM
『リメンバー』
部屋の整理をしている いつかの手紙を見つけた
埃がふわりと宙に舞う 日焼けした手紙は古本屋の
匂いがした 綺麗じゃないけど美しい 午後四時過ぎ
日暮れと手紙が相まって 温かな気もちになりました
2/12/2026, 3:15:12 PM
『瓶詰めの言葉たち』
大切な言葉はいつだって届かない 瓶詰めの言葉に共感を覚える人たちの多いこと 都心のスーパーマーケットで見かけたよ 封印された革命ごっこ 言葉が薄いよ 割り過ぎたジンライムみたいに 小さな価値 小さな快感 それだけで世界が廻るのが怖いんだよ いつだって いつだってそうなんだよ
2/9/2026, 2:59:50 PM
『あの花にまだ名前はなかった』
名前の知らない淡い色した花々を見ていた ちょっとしたことで喧嘩して 早足で歩いたこともあったよね
みっともないなと思いながら 後には引けず 噴水を後にした 思い出に名前がないように あの花にもまだ名前はなかった
2/8/2026, 4:03:32 PM
『ウサギ耳の青年』
冷たい風に揺れる ピンクのバニー ネットワークに滑り込む 触れた気がした 柔らかい手 それは不可抗力 穴があったら入りたい 多分、むこう一週間 関係者も立ち入り禁止だ ああ、寂しくて泣いている
ウサギ耳の青年が涙を落とした