1/3/2026, 3:10:06 PM
『太陽暦』
歴史は繰り返すと人は言う わたしの口には頬張ったあんパンが味覚を支配しているところ 日常が愛おしいなんて馬鹿げてる? 人類がいない世界でも私は同じような装いで ニット帽を深く被るだろう
1/3/2026, 12:03:16 AM
『ほおぷ』
ごくたまに 人混みが愛おしくなって 群衆に紛れ込む 鱗剥がれた飛魚になって 不釣り合いな波紋をつくる 日々 息をするだけ それだけでも 素晴らしいのに 胸に支えがあるような そんな気になっているような
1/1/2026, 10:52:48 PM
『おめでとう』
歩道橋から見る景色 忙しない車の数々が 散りばめた砂のよう おめでとう 一つひとつの色に おめでとう 言葉にならない声さえも おめでとう 匿名の断末魔 私は今日 ここで生まれた
12/30/2025, 10:18:31 PM
『星と戯れ』
夜が幾千と 敗北の味を噛みしめながら 光りを落とす それでも星をかき集め 天の川に似た川を作る
もはや名前はないけれど 立派な立派な星座です
美しい 美しい 目の前の艶かしい星たちが
12/29/2025, 3:20:43 PM
『杖を持つ』
昨日の夜は寝落ちした 電灯は朝を報せなかった
大切なこと 欠伸と連れ立って逃げていく そんな気がした日曜日 駅まで行かなくちゃ 転ばないように
杖を持って