12/24/2025, 4:07:07 PM
『手袋に住む』
居住空間は手袋 五本指のその中で暮らしは完結 じつに簡潔 私のキッチンは親指に 薬指にあなたが寝るの 絨毯が届いた あなたと二人戯れ合うための
12/21/2025, 9:53:17 PM
『降り積もる朝』
朝が降り積もる 落ち葉と土の間に籠る魂 咽喉に刺さった魚の骨が そおっと抜ける ただ刹那 冬の味がする
12/21/2025, 2:10:05 AM
『結ばれる』
無骨なリボンで結ばれる 感情ごと持っていかれて
夜が来ない 淡白い光りに抱かれ 今、ただの商品となる
12/19/2025, 10:27:35 PM
『てのひらの王国』
少し手狭な てのひらの王国 小さな小さな国でもなぜか喧嘩をしてしまう 空の上から 誰かがせせら笑っているよ なんだかそれは滑稽だよって 見ているだけで 手出しは一切しないって
12/18/2025, 4:24:22 PM
『片隅の子どもたち』
あの日団地の屋上で 食べかけの蜜柑みたいな夕日をみたよ サイダーはとっくに温くなっていた 砂場にロボット 21世紀の終わりみたいな夜がくる 幻想は一瞬で 家に帰って夕飯食べる ゲームの続きも多分やる 遠くに聴こえる電車の音が 頭の奥で鳴っている