9/14/2025, 2:11:54 PM
『紙の月、ブリキの星』
今朝食べたパンは唇みたいな形をしてて そのことを誰かに伝えたかっただけなのに なにも言えずに夜がきた 哀しんでるひとがいる 紙は月だ 大事な決断を下したひとがいる 星はブリキだ そんな夢想を空はいつも受け止めてくれる それはもう無条件で
9/12/2025, 11:18:03 PM
『野原分かれる』
強かった あの強かった風が止んで 散髪を失敗したたような 草むらで 運動靴がうずくまっている 空気は残酷すぎるほど清らかで もうすぐお日様に会えるだろう 暫く何もないよ 何も起こらないよ 根拠もないのに そう言い聞かせて
8/28/2025, 5:37:01 PM
『夏の背』
夏の背と 夏草咲う 川っぺり トンボが育む新たないのち 水色めがねは何をみる? 私も行こう サンダルで歩けるとこまで
8/27/2025, 1:41:06 PM
『縁玉』
石ころからんころん 夜の背中に飛び乗って 世界をちょっと見まわした くだらないことで笑ってる そんな場面がなんだか愛おしかったりするんだよ 石ころからんころん 力があるようでやっぱり無い 好奇心の塊がほら 森の奥を目指している
8/26/2025, 3:37:16 PM
『どうしても裸足でありたい』
愛猫が脱ぎっぱなしの靴下を拾うとき 全ての水曜日は肩を落とす 何かが違う何かが、、日常の延長で狂ってしまいそうなら どうしても裸足でありたい