10/22/2024, 5:49:35 PM
『クローゼットに想いを』
過ぎる季節に忘れものがないかと 畳むTシャツ
思い出すのは 花火とピアノ まるで眠る気配の無い夜だ 想いに耽って お腹が鳴るよ 食事を摂って
今を暮らすよ
10/21/2024, 12:27:51 PM
『僕たちは頭から』
魚は腐る 頭から 僕たちはどうだ? 頭は砂漠
砂漠は渇く 言葉が出ない 感情が足らない でもでも 腐ってたまるか 恋が腐敗しても 日常が朽ちても 僕たちの頭の中だけは、、
10/20/2024, 1:36:55 PM
『ランドマーク』
油の臭いと思春期が 工業地帯で分離して 重たいあぶくとなっていく 責任逃れが封をして 僕の出口は狭ばるばかり オートバイがあれば オートバイがあればなぁ 風になって外へ行くのに ここを覚えて
きっと忘れることは無い
10/14/2024, 3:40:14 PM
『老後』
ザリガニと暮らす夢を見た 白昼過ぎて 部屋は中濃ソースの匂いがほのかに香る カレーにかけた中濃ソース、、いつから使っているのだろう? 気がかり達がリレーして 新着の気がかりを運んでくる 不安なら忘れるよ シャボン玉みたく 高く高くとぉんでいくよ
10/12/2024, 10:22:07 PM
『僕たちの放課後』
手すりにテンポよく触れながら 炭酸水のような心持ちで午後を迎える 図書館のあの子も席を立つ 放送の残響を掻きわけながら 僕らは出会う 内緒じゃないけど内緒のような 自慢したいけど 誰かに見つかりたくないような