9/3/2024, 3:20:59 PM
『小さなせかい』
嫌われ者がペン持って 世界に誹謗を放出してらぁ
机の上にある林檎を見つめて ぽつりぽつり 私といえば 居眠りしてて あっけにとられて 林檎を投げた 次の世界はなんだろな 果実みたいな星の下
嫌われ者の素質をもって
9/2/2024, 9:17:01 PM
『灯りが消えそう』
湿地で靴下濡らしてさ 泥臭い夢が涙に変わる 明日もそこにあるのかな 灯りが消えれば 眠る影帽子
夜は答えを出さない 私も沈黙になってしまう
9/1/2024, 2:54:47 PM
『報告書』
封筒が歩いて私のもとへ 梟に見つめられ 午前3時
取り留めもない 報告の類いを目にしてる 紅茶が欲しくて迷宮入り 明日は少し贅沢なチョコレートを買おうと考えている
8/31/2024, 2:49:28 PM
『未完成』
未完成のまま くっついて はなれて 身勝手だなと
外野が言った 完成間近のプラモデル 設計図は君色らしい ならば離れてなるものか 君にもう一度話してみたい 懸命な私の声だけが 空にかかって 瞬いて
8/31/2024, 9:21:51 AM
『手首』
まるで手垢の付いた嘘 計算式は黒塗りだ 揺れるカーテン ホラーの匂い 手首の香水 愛の太陽か 溢れんばかりの妄想で 日常を塗りたぐる 勿論、誰にもばれないように