8/20/2024, 3:25:04 PM
『さよならのはなし』
ピーターパンの夜明けとともに ビターズエンド 千本の針飲ます 風吹けば 心地良く 何にでもなれそうな気がした そういえば そうだね さよならのはなしをしているのにね
8/16/2024, 11:08:41 PM
『土曜日がやってきて』
土曜日がやってきて 遊園地 雑草が列をつくる
酷暑だ酷暑だ とんでもなく暑いのだ それでも列に並び 万歳をする ぐぅんとぐぅんと まだ背が伸びる 大雨降れば もっともっと伸びていく 地球がなんだか小さいと 誇らしげに伸びていく
8/15/2024, 5:52:10 PM
『その鳥に名前は無い』
夜の海を越える 埋立地が遠くに見える 旋回すれば
想いが霞む 千切れていくのは羽毛のような 似て非なる別の何かだ 私はそれを鳥と呼んで指差した そしてそのまま空を見ていた
8/14/2024, 2:28:18 PM
『自転車に乗って』
自転車に乗って 夏の空気を吸い込んで 大切なものは置いてきた 思案すること放棄した 誰のせいでもない 誰のせいでもない 自転車に乗って 自転車に乗って
8/13/2024, 11:15:49 PM
『しずかにしずかに』
蝋が落ちる それは机の片隅で しずかにしずかに
始まった 誰も知らない神話のような 誰もがとおる
えほんの一頁のような