6/17/2024, 1:42:28 PM
『瞳は灰色』
朝六時 お決まりの曇り空 それでも私はお弁当詰めて 仕事へ出かける 目につく全てが灰色なのか私の瞳が灰色なのか コーヒーに問いてみる 答えなんてあるわけないね ネットに出現、未来人 何でも答えると言ったのに レスなく逃亡 明日はきっと酷い雨
雨具をしっかり準備しなくちゃ
6/16/2024, 2:29:41 PM
『そして一年』
ラクダといっしょ 月の砂漠をゆく 夢を見た
春と夏 赤褐色の鉱石が 秋と冬 別の何かに変わってく 君は蜜柑を頬張っている 温かな部屋で猫といっしょに
6/12/2024, 1:58:32 PM
『ピーマン』
チューインガム ヴェルヴェットアンダーグラウンド
ピーマンの苦味のよさに気づく頃 私は西の大地を歩いてた アレも好き コレも好き でもソレだけは大嫌い 選り好みが服着て帰る 生まれた場所でピーマンに挽肉を詰めている
6/10/2024, 3:56:22 PM
『フィナーレ』
気の遠くなる朝にかぎってフィナーレがついて回る
風見鶏が南方を向いて 七時がきたよと報せてくれた
よく焼けたウィンナー コーンスープを溶いて覗けば
私の行く末が艶やかに浮かんで消える
6/9/2024, 5:22:46 PM
『寝起き』
温い欠伸と曇り空 また朝が来た 体を起こすその前に 夢見たことを精査する 取り留めなくってそれでいて感覚があるのかないんだか 思考するほど吊り橋を渡っているみたい 貴重な朝だ 上手くやれますようにと一人笑う