天坂えみる

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4/24/2024, 12:16:38 PM

      『硝子のエレベーター』
地上100m 丸腰になった街並みをただただ見てた 雲を避けながら君を探した 無くした鍵を探すよに 必死になって君を探した 僕は戻らない 多分街には帰らない 心模様に青のアクリル さよならよりも宇宙が近い やっぱり地球は青かった

4/22/2024, 2:33:46 PM

         『当事者』
この空間 この暮らし まるで当事者の意識が無い
レースのカーテン誰のもの? 朝方から犬の遠吠えなぜここに? 記憶違いが街を行く 影を持たない人々の奇怪なお茶会が今開かれる

4/21/2024, 2:44:59 PM

         『朝露』
例えばこんな朝を人生に例えると 一抹の夢なんだな
朝露浴びて嬉々とする蛙たち 日が差してまるでカーニバル 短すぎる永遠は三回半の瞬き このまま続いていくような ある時ぷつりと終わるよな 

4/20/2024, 5:53:13 PM

        『ネモフィラ』
何もない平原 誰もいない河原 無い無い空っぽだということにして あの花もなかったことに 愛らしすぎるのもなんだか罪で 私の心がちくちくうずく 誰がみても綺麗なはずの風景を目の前にして 狼狽えている 逃げられずに震えている

4/20/2024, 12:57:56 AM

         『万華鏡』
時間に色をつけていく 極彩色 メロウとイエロウが同居する 一秒先と何万光年 指でつなげて 取り混ぜる じっとそれを見ていたい 両親に肩を叩かれたことも忘れて もうそこに誰もいないことも知らないで

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